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磁針 -コラム-

”磁針”は日刊紙”羅府新報”に掲載されるコラムです。

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[98] マーシャル・プランに学べ  2011/03/22 15:57:41
掲載日:10/20/2001  E-Mail  Home
 タリバンへの攻撃が始まってやがて2週間、アメリカは外交で世界の国々を固めて包囲網を敷き、圧倒的な軍事力で攻撃の火蓋を切った。同時に様々な心理作戦・かく乱作戦でタリバン側の内部分裂を図っている。抵抗しようもない巨大な力で押しつぶされ、同志を裏切り、同朋や神への忠誠との葛藤に苦しみ、信義を捨てざるを得ない政治家の苦しみ、突然の災厄に家を追われ職を奪われ難民となった人々。いったいこれらを正当化する正義とは何だろう。

タリバン政権の崩壊は時間の問題だ。問題はそれによってテロは無くならないだろうし地域の安定もないということだ。今回の攻撃が単なるテロに対する報復であっては、各国を巻き込んだこれだけの作戦の意味がない。戦後をどのように処理し、地域に安定をもたらすかが大切である。

 今まで、世界では様々な援助が行われてきた。しかし、それらの援助が必ずしも成功しているとは言えない。過去の対外援助の成功例に「マーシャル・プラン」がある。

 これは、第2次大戦後アメリカが主にヨーロッパの復興に向けて行った援助計画で、その骨子は、(1)ヨーロッパの復興が世界の安定のみならずアメリカにとっても必要不可欠なこと、(2)復興計画は当事者のヨーロッパ各国が自ら協調して考え作成すべきこと、(3)アメリカはその計画に対し出来る限りの援助を与えること、の3点である。援助は自ら立ちあがろうとする者に手を差し伸べた時に最大の効果を発揮する。単なる哀れみからの施しは一時的な急場をしのぐに過ぎない。

 このたびのタリバン包囲作戦には膨大なエネルギーと莫大な戦費が注ぎ込まれている。真に世界を安定させテロを撲滅するには一握りの勢力を駆逐するだけでは収まらない。世界の各国はそのエネルギーと資金を協同して戦後の復興に注ぎ込む覚悟が必要である。それは相手のためでなく自分達の安全確保のためである。今こそマーシャル・プランの精神を見直そう。
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