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磁針 -コラム-

”磁針”は日刊紙”羅府新報”に掲載されるコラムです。

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[93] 小泉内閣のメルマガ  2011/03/22 15:53:33
掲載日:06/30/2001  E-Mail  Home
 小泉内閣のメールマガジンが人気になっている。略してメルマガ。今週送られてきたメルマガでは200万人を超えたそうだ。

 内容は小泉首相の短文「らいおんはーと」と次々に登場する閣僚の「ほんねとーく」で、やさしい言葉で自分の感動や考えが直接読者に伝わってくる。他人の書いたものや、一方的に政策や自分の主張を強調するものとは一味違うのが人々を惹きつける魅力になっているらしい。

 ところで、このブームとなったメールマガジンは何を意味するのだろう。アメリカでは1990年代、E-mailやイントラネットといわれる社内外の通信システムで会社の経営トップと社員とのコミュニケーションに中間管理職を介する必要度が激減してしまった。多くの中間管理職は職を失い、会社は身軽になって生産性を上げた。これがアメリカに長期の繁栄をもたらした一因だった。

 政治家は自分の主張や考えはマスコミを通じないと一般の国民には伝えられない。個人的な接触ではどんなに頑張っても数に限界がある。ところが小泉メルマガはこの常識を破りそうだ。何しろ200万人を超える人達に直接語り掛けられるのだ。これは政治家にとって夢のようなことに違いない。マスコミはどうしても断片的で興味本位の取り上げ方しかしない。当の政治家は「自分の語った真意はもっと違ったところにあるのに」とどれだけ悔しい思いをしたことだろう。国民にも、どうも本当のことが伝わってこないという苛立ちがある。

 伝言ゲームというのがある。2つのチームが次々に隣の人に耳打ちしてゆくと最初の伝言が最後の人にはとんでもない内容になって伝わるゲームだ。マスコミは政治家と国民をつなぐ中間管理職の役割を果たしてきた。小泉首相のメルマガ、テレビで毎日直接国民に接する記者会見方式、政治家から国民への情報伝達の手法が確実に変わりつつある。中間管理職役のマスコミも従来の報道姿勢を変えないとリストラの対象になってしまうかもしれない。
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