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磁針 -コラム-

”磁針”は日刊紙”羅府新報”に掲載されるコラムです。

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[83] 千の風になって  2011/03/22 15:43:03
掲載日:10/21/2000  E-Mail  Home
 最近若くして亡くなられたAさんの葬儀に参列した。Aさんは3人の子供の母親。だいぶ前にガンの告知を受け、何年も闘病生活を続けていた。

 抗がん剤で頭髪が抜け落ちた時期もあったがいつしかもっと自然に生きる方法を選ぶようになっていった。彼女は自分の体験を通じ、悩んでいる人、苦しい人に常に励ましの声をかけ悩める人たちの慰めとなっていた。悩みの相談を受けると「そうだね。でもきっと何とかなるよ。一緒に考えよう。」いつも前向きな姿勢がみんなの共感を呼んだのだと思う。

 葬儀の終わり、謝辞で次女が述べた言葉が心に残った。「母はいつも苦しいことの後にはきっといいことがあるわよ、といっていました。私も母の言葉に従って苦しい試験勉強を頑張るとよい結果となって報われました。ある日、私がベッドのそばに座っていると、私がこんなに苦しい思いをしているのだからきっとお前たちにいいことがあるよ、といってくれました。母は私たち子供だけでなく、いつも多くの友人を励ましてきました。ご参列の皆さん、母が苦しんだ分、きっと皆さんによいことが起こりますよ。楽しみに待っていてください。」

 かけがえのない母を失い悲しみのどん底にいる娘からこのような言葉が聞かれようとは思いがけなかった。先に母の生涯を語った長女の話といい、この次女の話といい、彼女が聞いたらどんなに喜ぶことだろう。身を持って実践し教えた人生への姿勢が自分の子供達に脈々と伝わっているのだ。

 最後にお坊さんの引用した、若くして亡くなった人気ロック歌手「ヒデ」の墓前に捧げられた詩が人々の胸を打った。

 「私のお墓の前で泣かないで下さい。私はもうそこに居ないのだから。私は千の風となって世界を駆け巡っています。夜、窓を開けるとあなたの髪をやさしくなびかせ・・・・・・私のお墓の前で泣かないで下さい。私はもうそこに居ないのだから・・」まさに人は死んでもその人の記憶を持っている人がこの世に生きて居る限り生きている。彼女の思いは千の風となって我々に希望を与えつづけるだろう。
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