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磁針 -コラム-

”磁針”は日刊紙”羅府新報”に掲載されるコラムです。

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[78] 続婚式  2011/03/22 15:40:40
掲載日:06/03/2000  E-Mail  Home
 ロスアンゼルスの南、パロスバーデス半島に「ガラスの教会」がある。太平洋を一望にするガラス張りのこの教会は、小さいながらも結婚式場として抜群の人気を誇っている。毎年6月の第一日曜日、希望者のカップルは誰でも、この「ガラスの教会」で行なわれる「結婚の誓いをもう一度」という合同サービスに参加できる。(2000年度は50組のカップルが参加、うち日本人7組)

 この記事で思い出す。以前、「続婚式」という耳慣れない式を行う日本の一団に出会った。日本では父親が仕事にすべてをかけ、家庭と子供の教育は母親任せが一般的。サラリーマンとして就職すると家庭を振り返ることは女々しいとされ、朝早く家を出ると夜遅くまで帰らない。帰っても夫婦の会話は少なく、「めし、フロ、寝る」の3言だけ。

 ところが時代は変わりつつある。共稼ぎや財布を預かる妻の権限は強くなり、亭主が定年退職する頃には、子供は親を離れ、妻は趣味の会やカラオケ仲間の付き合いで忙しい。子供が小さいときは辛うじて共通話題があったが、子供が育った後はまったく夫婦間の共通話題が無くなってしまう。退職した亭主は、粗大ゴミだ濡れ落ち葉だと邪魔者扱いとなる。果てははやりの熟年離婚だ。

 仕事人間となり家庭を犠牲にし夫婦間の会話を怠った報いではあるが、家族のために頑張ってきたお父さんには余りにも厳しい。そこで「続婚式」なる発想が生まれた。子供も大きくなり、これからは夫婦の生活をどのように設計するかという時に、お互いを見詰め合い絆を強化しようとする。そしてそれを神の前に誓い友人知人に宣言する。それが「続婚式」である。

 一番大切なのが、(1)自分、(2)配偶者、(3)家族、(4)仕事の順となるアメリカに比べ、仕事を最優先する日本。そこには職場に忠誠を示すことで自分や家族の安泰を期待する発想があった。バブル経済崩壊後、リストラに次ぐリストラで日本の雇用構造が崩れて行く。会社は信じられず転職後はどうなるかわからない。最終的に頼りになるのは配偶者。「続婚式」を真剣に考える時が来たのかもしれない。
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