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磁針 -コラム-

”磁針”は日刊紙”羅府新報”に掲載されるコラムです。

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[66] アジアのパイロット養成所  2011/03/22 15:32:45
掲載日:07/23/1999  E-Mail  Home
 1991年、バブル経済が崩壊し始めた頃、一人の知人が壮大な開発計画を語ってくれた。

 これから世界の交通網は飛行機が当たり前になる。空の交通機関を制するものは世界を制する。そこで日本に一大パイロット養成所を作り、日本だけでなくアジアや中近東、アフリカの訓練生も受け入れて卒業生で空の仲間のネットワークを作ろうという計画であった。教官はアメリカ空軍の退役飛行教官を何人も招聘し、アメリカの訓練プログラムを取り入れるという。それから8年、以来その話は聞いていない。計画がずさんだったか、バブル崩壊で資金が集まらなかったか、結局単なる構想に終わったものと思う。

 最近のニュースによると、6月22日にアメリカン航空は、スイス航空・ベルギーサベナ航空と共同運航を含む業務提携で合意し、同じ日に、デルタ航空と仏エールフランスも世界規模の航空連合をにらんだ提携を発表したそうだ。

 航空会社も一社だけで世界の航空網をカバーすることは出来ない。これから世界の航空網をカバーすべく様々な業務提携が行われ、グループ化が進む。日本の航空会社も例外ではない。空の市場が世界に向かって開放される中でその競争はますます激化する。航空会社の経営も今までとは様変わりで、変化に対応できないところは生き残れない。

 このような動きを見ると、パイロット養成所を通じて航空業界に一大ネットワークを構築しようとした構想は全然的を外れていたものとも思われない。一つの釜の飯を食ったものは強烈な仲間意識で結ばれる。各国の仲間がやがて航空行政の政府高官になることは日本にとってどれだけ心強いか知れない。ただでさえいろいろな規制の多い日本の航空行政で簡単にこのような構想が実現するとも思えないが、バブルで消えた巨大な資金を思うと、あの時代に政府も本腰を入れてこのようなプロジェクトを実現できていれば日本だけでなく他国にとってもどのように役立ったかと惜しまれてならない。
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