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磁針 -コラム-

”磁針”は日刊紙”羅府新報”に掲載されるコラムです。

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[51] 野外コンサート  2011/03/22 15:23:29
掲載日:08/05/1998  E-Mail  Home
 パロスバーデスの丘の麓、海際の一角、マラガコーブの図書館で野外コンサートが行われているのを知っているだろうか。今年も7月15日から8月26日まで、毎週水曜日、午後7時から8時までの1時間コンサートが開かれている。

主催は図書館のアドバイザリー・コミッティ。スポンサーは、個人、商店街、銀行、お店など地元の有志ばかり。演奏者もそんなに高名な演奏者が来るわけではない。正に手造りの野外コンサートである。

 夏の7時といえばまだ日が照っている。万物を焼き尽くすほどのカリフォルニアの太陽も、ようやく穏やかな光に変わり、海風が涼しげに人々の頬をなでて行く。聴衆は思い思いに敷物や椅子を広げ、ピクニックバスケットを開きワイングラスを傾けて談笑に興じる。演奏はその日によって異なる。クレイジー・ジャズ、フォークソング、スイング・ジャズ、カントリーウエスタン、ブルース、ラテン・ジャズと庶民にお馴染みのものばかり。

 7時定刻、夏の夕空にトランペットが、クラリネット、トロンボーンが鳴り響く。ベースギターがそれらをしっかりと支え、ドラムが人々の心を浮き立たせる。海に向かって傾斜した中庭には4百人ほどの聴衆が色とりどりのシャツやパンツに身を包み、リズムに身を委ねて体を揺すっている。興が乗ってくると芝生に立ち上がって踊り出す者もいる。子供達は周囲で飛び跳ね、誰も気にしない。たまには聴衆の上を野生の孔雀がバタバタと羽音を立てて飛びわたることもある。

 やがて、夕日が西の海面に一筋の黄金の帯を描いて沈もうとする頃、コンサートは終わる。聴衆は音楽やおしゃべりの余韻を引きずりながら子供達を呼び集め家路に就く。

 アメリカに住み、このような催しがすぐ身近にある幸せを噛み締めながら、我々も参加して大いに楽しもうではないか。
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