Wakao & Associates, Inc.
| HOME | SITEMAP | CONTACT US |    
NEWSProfileData LibraryPersonal Activityblank


Personal Activity
磁針 コラム
JACAL会
シーホースクラブ
JOVA
オーロラファンデーション

 年代別
 Generation distinction

日米・地域のWA

磁針 -コラム-

”磁針”は日刊紙”羅府新報”に掲載されるコラムです。

 記事題名表示本文一覧表示

スレッド表示

[49] 公開された核シェルター  2011/03/22 15:22:30
掲載日:06/24/1998  E-Mail  Home
 "州政府の招きでウエストバージニア州を訪れる機会に恵まれた。この州は全人口が180万人。石炭や木材で知られた州である。

 州都チャールストンから車で約2時間半の所にグリーンブライアー・ホテルがある。このホテルは南北戦争以前からある古いホテルで、戦争中は軍の病院としても使われたという。以前、ルーズベルト大統領が毎夏をここで過ごし、国会議員も多く来ることから「サマーホワイトハウス」と呼ばれているそうだ。このホテルに隣接して地下の核シェルターがある。米ソ冷戦時代には、ワシントンが攻撃されたら上下両院の国会議員と主要スタッフ、計1,188人をここに避難させようという設備である。

 地下はフットボール競技場の大きさの建物が2層になっていて、3基の巨大な発電機が施設の心臓の役目を果たす。上院、下院の議会が開かれるように各々議場が設けられている。宿泊施設はさすがにドミトリーと呼ばれる簡単な2段式ベッドの蚕棚だが、議会のリーダーのために立派な寝室が2部屋(共和党と民主党)ある。大統領、副大統領、上院議長、下院議長、最高裁長官の核シェルターはどこか別の所にあるそうだ。

 このプロジェクト名が「グリーク・アイランド」。最高機密だが、これだけの大工事だから周辺の住民には感づかれる。そこで工事半ばにコンクリートの大きな仕切りを住民に見せ、地下に劇場を作るのだと説明。完成したのは1962年、キューバ危機の1年前だ。

 やがて冷戦は終わり、この施設も不要となった。今では元のオーナーである鉄道会社にホテル・用地と共に払い戻され、一般に公開されている。このホテルは3つのゴルフコースを持ち、従業員1600名を抱える大リゾートホテルである。こんな山間のリゾート地に誰が核シェルターがあったなどと想像できるだろうか。実際に施設を見学して映画の世界でしか想像してなかった核戦争への備えを実感した。"
[削除] [編集]  


Copy Rights 2002 WAKAO & ASSOCIATES All rights reserved. wakao@wakao.com