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磁針 -コラム-

”磁針”は日刊紙”羅府新報”に掲載されるコラムです。

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[37] IBMの復活  2011/03/22 15:11:55
掲載日:09/30/1997  E-Mail  Home
 "1時不振に陥ったIBM が今年はフォーブス誌のランクで優良企業第4位にランクされた。一度は赤字に転落した会社の何がIBMを復活させたか? 以下は知人に聞いた話しである。

 経営不振に陥ったIBMは、40万人いた従業員を前会長が不採算部門の切り捨て・売却により10万人削減した。その後を引き継いだ現会長は、IBM の強みはメインフレームから P/C まで、何でも揃って総合的なサービスが出来ることにありと喝破した。部門切り捨てを止め、コンピューターの総合サービス企業として生まれ変わるために、残りの30万人から更に20万人を解雇し、新たな事業展開に必要な人員14万人を新規に雇用した。
新規事業としてConsulting業務を増やし、Outside Serviceも開始、一方、Room Sharing, 時差出勤、在宅勤務などの徹底的なコスト削減を図っている。

 IBMの重役は12人、社内からのメンバーは会長一人のみ、他は大手自動車会社の会長、有名大学の学長などの社外重役である。会長といえど、この社外重役の承認を受けなければ新たな事業展開は出来ない。日本の社長が、重役から上がってくる案件を聞いて善し悪しを判断して指示するのとは違い、自ら考え、企画し、社外重役を一人一人説得しなければならないアメリカ企業のトップには厳しいものがある。

 年に4回、世界中から中枢幹部50名程が集まって戦略会議が開かれる。メンバーには20〜30ページの資料が事前に配布され、3日間にわたってフリーディスカッションが行われる。「これからの高齢化社会で人々はどう変わるか」「環境問題はどうなるか」「それに伴ってコンピューターの役割りはどう変わり、IBMはそれらにどう対処するか」等が討論内容。最終日に会長がそれをまとめて方向付けを行ない、それから具体的な実行予算が作られる。戦略会議に始めから目標数値などは出てこないという。

 世界で最も自由な国アメリカ。ゆえに世界で最も競争の激しいアメリカ。アメリカはバブルの崩壊以後日本より一足先に立ち直った。その陰にはこのような必死の努力がなされている。復活の鍵は、(1)綿密な調査に基づく戦略、(2)過去に囚われない発想と必要な人材の配置、(3)優秀な個人への十分なチャンスと報酬 などであろうか。

 もって他山の石とすべし。"
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