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磁針 -コラム-

”磁針”は日刊紙”羅府新報”に掲載されるコラムです。

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[29] 相馬雪香さん  2011/03/22 15:05:30
掲載日:04/15/1997  E-Mail  Home
 顔を伏せ気味にじっとみんなの話を聞いている、今にも消え入りそうな小柄な体。「つい一昨日まで体調を崩して休んでいました。」という相馬雪香さん。その相馬さんが話し始めると、途端にシャンとして体が大きく見えてくるから不思議だ。相馬さんは“憲政の神様”・尾崎行雄の愛娘。尾崎記念財団の副会長である。

 3月の終わり、日本を訪ねた折り、元ロスアンゼルス在住の友人達に声をかけ、20名余りで懇親会を開いた。その席上にゲストとして相馬さんをお招きした。相馬さんは、1912年生まれ、女子学習院普通科を卒業、旧相馬藩主の長男・相馬恵胤氏と結婚、1939年よりMRA(道徳再武装運動)に携わる。1977年、日韓女性親善協会を旗揚げし日本側の会長に就任、85才の今も国際NGO(難民を助ける会)の日本の会長を務め、世界を駆け巡っている。

 「日本は今大変危険な時期に差し掛かっています。昭和6年から7年、私はカーネギー平和財団の講演依頼を受けた父についてアメリカへ行きましたが、その間に満州事変が起き、5.15事件が起きました。今はその当時の日本にそっくりの状況になりつつあります。」「戦後50年、日本は内外の情況に恵まれ経済復興しましたが、最近、日本人が傲慢になって来ているような気がします。相手を見下すような態度からは決して尊敬も友情も得られません。」「どうか日本を世界の孤児にしないでください。」「民主主義は一人一人が自分自身の考えと価値判断を持つことが前提です。」「皆さんのように海外経験のある方達の良識で今の世の中の流れを変えて下さい。」

 相馬さんの切々たる訴えに私たちは心を打たれた。「久し振りに背筋がシャンと伸びた気がした。」とは友人の言である。

 相馬さんの「難民を助ける会」では最近「地雷の代わりに花を下さい」という絵本を出版した。世界には1億個を超える対人地雷が埋められ、毎日約70人が犠牲になって手足や命を失っているそうだ。この本の収益はすべて地雷除去のために使われるという。「世界中で自由に出来るのは自分だけ、自分が動けば周りに動くものがある。」と信念を持って行動する相馬さんに私たちは応えたい。近々この本を100冊ばかり取り寄せて、ロスアンゼルスで仲間に買ってもらおうと計画中である。
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