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磁針 -コラム-

”磁針”は日刊紙”羅府新報”に掲載されるコラムです。

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[21] 民主主義の危機  2011/03/22 14:59:31
掲載日:10/22/1996  E-Mail  Home
 10月20日、日本では衆議院議員の総選挙が行われた。民主党の伸びが期待されたが結果はそれほどでもなく、自民党は過半数には及ばなかったものの239議席を確保して目標を達成、新進党は前議席を4議席下回って敗北、前政権の一翼を担った社民党とさきがけは激減した。一方、共産党は15議席から26議席へと大幅に伸びた。

 今回の選挙は非常に話題の多い選挙だった。第一に、日本では初の小選挙区制・比例代表制併用で選挙が行われたこと、もう一つは第三の極を目指した民主党の誕生と社民党・さきがけの分裂である。小選挙区制は、各党がより狭い選挙区で一選挙区一人の候補で争うため、金が掛からず政策論争による二大政党制を促進させると期待されて導入された制度である。ある勉強会でクイズが出された。行政改革、消費税などについて各党の見解の一覧表をばらばらにし、どれがどの党の主張かを当てるクイズである。驚いたことに、ほとんど同じような主張で、どれがどの党だか分からない。各党とも当選第一で、国民に耳障りの良い政策ばかりを掲げている。政治家は自分の信念を披露して国民に審判を仰ぎ、当選すればその実現に邁進するのが本来の姿であるべきだ。

 今回の投票率は 59.65% 、低いといわれた前回の投票率をも大きく下回った。「各党とも同じような公約」「どうせ投票しても政治は変わらない」「政治には期待が持てない」といわゆるしらけムードが低投票率の原因だという。4割を超える人の声が反映されない選挙が本当に民意を反映した選挙なのだろうか。

 投票してもしなくても選挙の結果は確実に一人一人に響いてくる。棄権した人は自分の意思表示を放棄したのだから「政治が悪い」「政府が悪い」などという資格はないはずだ。若者達に無党派層が広がり、嫌な社会から目をそむけ、自分の趣味、自分の仲間内に閉じこもる傾向があるという。嵐が吹いても目をつぶってじっとしていれば外の世界は見ないですむ。しかし、外はその間に確実に変わっているのだ。一人一人が自ら考え、自分がよいと思う社会を作るために行動する。自分達の社会は人から与えられるものではなく、自分で作り出すものなのだ。この覚悟があって始めて民が社会の主になれる。民主主義とは国民がそういう意識を持ち行動するものでなければ幾ら制度だけ整えても実態は伴わない。

 次回の選挙には是非多くの人達が投票することを願っている。
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