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磁針 -コラム-

”磁針”は日刊紙”羅府新報”に掲載されるコラムです。

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[19] 奉仕の社会アメリカ  2011/03/22 14:58:18
掲載日:09/24/1996  E-Mail  Home
 ドアをノックされて開けてみると子供が立っている。スポーツのためのドネーションをして欲しいという。オフィスで電話が鳴る。ポリスやファイヤーデパートメントから寄付の要請である。その他、郵送ではチャイルド・ケア、ドラッグ撲滅、チャイルド・アビューズ、難民救済、音楽のサポートなど様々な寄付要請の手紙が届く。

 日系の団体では、この4〜5年ファンドレイジングのゴルフトーナメントが盛んになってきた。今では毎月のようにどこかでファンドレイジングのゴルフトーナメントが行なわれ、案内状が届く。

 アメリカの社会は寄付で成り立ち、公立学校でも寄付なしにはやって行けない。日本から来たばかりの人達は「どうして公立の学校が先頭に立って寄付集めなどやるのだろう」と理解に苦しむ。

 アメリカは50の州が各々独立性を保ちながら連邦政府を作っている。一つの国として成り立つためには連邦政府が必要だが自分たちのコミュニティは自分達の思うように作り上げたい。連邦政府は国レベルのことをし、他は自分達で好みの社会を作る。連邦政府は小さいほど良いと考える人もいる。教育も然り、自分の子供達には自分達の納得のゆく教育を施したいので、ステイトやカウンティが責任を持ち、もっと小さな単位のコミュニティ・レベルで教育委員会を作ってここが責任を持つ。自分達好みのコミュニティを作りたければ当然責任が生じる。コミュニティの一人一人がお金と汗を流さなければならない。寄付とともにボランティアが盛んな由縁である。

 ボランティアは義務感やかっこうよさだけでやるものでもなく、暇がある人だけがやるものでもない。「私は忙しいが、年に4日間、半日ずつ働ける」と多忙の中から時間をひねり出してボランティアをする人もいる。アメリカの社会ではお金だけでなく汗を流すことに社会の評価は高いようだ。

 この人達は「私は好きだからボランティアをしている」「このような場を与えてくれてありがとう」という気持ちが強い。ボランティアは「してあげる」のではなく「させてもらう」の精神だと教えられた。ボランティアを通じて異なる人種、異なる職種の人達と接することが出来る。その結果、人間関係の輪が広がりいろいろな人達の気持ちが理解できる。ボランティアは有益で楽しいものだ。義務感で無理は禁物、マイペースでボランティアを楽しもう。
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