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磁針 -コラム-

”磁針”は日刊紙”羅府新報”に掲載されるコラムです。

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[186] 内政は衆議院、外交は参議院  2011/03/22 21:10:47
掲載日:08/05/2009  E-Mail  Home
 じっとしていても吹き出る汗、照りつける太陽、久し振りに聞くせみの声が終戦記念日を思い出させる。暑い夏と共に今年は8月末に衆議院議員選挙が行われる。自民党の短命政権が続き、麻生首相になってからも国民の支持率は上がらず、いよいよ政権交代かとの下馬評が高い。

 教育費の補助金や無償化など、各党の掲げるマニフェストは聞こえのよいものばかり。世界同時不況対策に巨額の資金を使い、更に選挙用に多額の社会保障費をばら撒く。そのツケはすべて次世代にかかってくるのだが国民も目の前の餅が食べたい。28年ぶりに帰国した自分が遭遇したのはこのような政治情勢だ。

 国のセーフティ・ネットは国力によってまちまち。人々は、人より良い生活をと競い合い、勝ち組、負け組みの格差は避けられない。競争に落ちこぼれた人たちにも最低限の生活は保障しようというのがセーフティ・ネット、社会保障制度である。限りある財源をどこに重点的に使うかが政党の知恵の絞りどころ、ところが選挙公約や街頭演説では口当たりのよいことばかりで大枠での議論が聞こえてこない。

 もっと大切なのは、これらの政策の中身が内政問題に偏って、国際政治における外交方針が示されないことだ。そうであればいっそのこと、内政問題は衆議院、外交問題は参議院で優先権を持って審議したらどうだろう。参議院議員の任期は6年、腰を据えて国際問題に取り組むには格好の任期で国民も焦点が絞り易い。

 ある政治家は、理想はわかっているのだが議員にとっては先ず選挙、落選すればただの人というが、現実はただの人以下で明日から食うにも事欠くようになる。金曜に選挙区へ帰り土曜・日曜と地元を廻わる。月曜は駅で辻立ちして上京し火曜から国会へ。正に「金帰火来」の生活だという。

 日本は基本的に貿易立国、しっかりした外交により国際世論を味方につけるのは正に国防の最重要課題である。然るにこのような状態でどうしてフィロソフィーを持った外交が展開できるだろうか。「内政は衆議院、外交は参議院」は正に真夏の夜の夢か。
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