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磁針 -コラム-

”磁針”は日刊紙”羅府新報”に掲載されるコラムです。

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[184] アイデンティティとは  2011/03/22 20:59:48
掲載日:06/13/2009  E-Mail  Home
 日本へ帰国後1ヶ月が過ぎ、満員電車の通勤も板についてきた。しかし様々なところで日米の違いに戸惑っている。今までも年に1〜2回は日本を訪問していたのだが、旅行と住むのとでは大違い、見えるもの、感じることが違ってくる。

 先ずは住いをと、通勤の便利や土地勘のある方面に絞って場所を探し、価格帯と居住空間の広さを基準にインターネットで調べる。友人達も様々な情報をくれたが最後は自分の基準、探していろいろと見せてもらっているうちに自分の目標が見えてくる。銀行口座の開設、健康保険、厚生年金などの諸登録、運転免許証書き換え、携帯電話の申込み、どれをとっても住民票か運転免許証がいるという。住民登録がされないと自分の存在が証明できない。いってみれば江戸時代の無宿人、日本の住民と認められないのだ。

 空港へ甥に迎えに来てもらい、その後の買い物などにも常に車で連れて行ってくれた。以前住んでいた土地でもガラリと変わり、周りの建物や風景が違っているのでどこを走っているかわからない。人は無意識のうちに見慣れた建物や道路や山を見て自分の現在位置を認識していることがわかる。それがわからず自分の立ち位置が認識できないとどうも落ち着かない。そうか、これが「アイデンティティ」なのだ! いわゆる自分が何者でどこにいるのか、社会の中でどこに位置しているのか、それがわからないと妙に落ち着かない。多民族国際都市・ロスアンゼルスで人々がアイデンティティを求めるのはこういうことだったのだと納得した。

 犬を飼っても誰に従い、誰は無視しても良いのか、犬は群れで上下関係がしっかりと決まらないと落ち着かないという。人間も社会的動物、自分の立ち位置がはっきりして初めて落ち着く。日本の生活に慣れるということはこういうことでもあるのだろう。暫くは日米の相違に戸惑うが違いを感じる感性が失せない間に皆さんに気付いたことを報告してゆきたいと思う。
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