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磁針 -コラム-

”磁針”は日刊紙”羅府新報”に掲載されるコラムです。

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[181] コミュニティ社会のアメリカ  2011/03/22 20:58:24
掲載日:03/19/2009  E-Mail  Home
 期待に満ちてLAXに降り立ってから、いつの間にか28年が経ち、遂にアメリカを去る時が来た。LAの青い空、乾いた爽やかな空気、開放的な人々・・・この地を去るとなると何もかもが例えようもなく懐かしく愛しい。過ぎていく一刻一刻が宝石のように大切に感じられる。

 駐在員として5年の任期で赴任してきた時は、まさか28年間にもわたる滞米になるとは夢にも思わなかった。

 10年を夢中で働き、陽光に満ち溢れる外の空気も吸わずに朝早くから夜中まで働き、10年経って自分の人生は何だろうと疑問に思い始め、それまでの職を辞して独立した。これからは自らの意思で日米の架け橋になろうと・・・。
 
 以来18年、ビジネス・コンサルティングのかたわら勉強会、ゴルフ・トーナメント、経営セミナーと毎月の行事を催し、加えてインターナショナル・アートフェスティバル、サムライパレードなどの数々のイベントを企画・実行するうちに見えてきたのは、アメリカはコミュニティ社会ということだった。

 自分達のコミュニティは自分達で住み易い環境を作る。そのためにはお金を寄付し、集会に参加して発言し、ボランティアで汗を流す。自分達が選んだ国・州・市などの議員とは積極的に接触し、自分達の要望を伝える。公共サービスといえど声を上げないところには届かず、プレゼンスの高いコミュニティには良いサービスがもたらされる。まさに民が主人の「民主主義」がアメリカ政治の実態であった。

 権利だけの主張ではない、政治が悪いのも現状に不満なのもすべては自分達の所為、文句を言うだけでなく変える努力をするのが先決、だから「国が何をしてくれかではなく、自分が国に何ができるか」という言葉が人々に共感を持って迎えられる。

 駐在員であった10年間はこのようなことに気付かなかった。日々の仕事に集中し休日にはゴルフや魚釣り、仲間内のパーティなどを楽しんだ。独立して様々なコミュニティイベントに関わり、少しずつ日系社会に触れアメリカ社会の実態を感じ始めた。「コミュニティ社会・アメリカ」これが私の感じたアメリカ社会である。
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