Wakao & Associates, Inc.
| HOME | SITEMAP | CONTACT US |    
NEWSProfileData LibraryPersonal Activityblank


Personal Activity
磁針 コラム
JACAL会
シーホースクラブ
JOVA
オーロラファンデーション

 年代別
 Generation distinction

日米・地域のWA

磁針 -コラム-

”磁針”は日刊紙”羅府新報”に掲載されるコラムです。

 記事題名表示本文一覧表示

スレッド表示

[177] アメリカの底力  2011/03/22 20:56:22
掲載日:11/20/2008  E-Mail  Home
 熾烈を極めた大統領選挙が終わり、バラク・オバマ候補が次期大統領に選ばれた。近所の前庭に立てられた看板は、マケイン支持の看板が選挙結果が判明した翌朝には即刻撤去され、オバマ支持の看板は1週間半も誇らしげに残っていたのは印象的だった。人々はまだその余韻に浸っている。

 今回の両候補の敗北演説、勝利演説は共に素晴らしくまさにアメリカの底力を示した。オバマの勝利演説は歴史に残る名演説だがマケインの敗北宣言も潔い。今回の大統領選を通じ強く感じたのは、アメリカの強さは「多様性の受容」にあるということである。その多様性をまとめるのが愛国心、いざという時には小異を捨ててアメリカの旗の下に結集する、ということである。リーダーを大切にするアメリカは右にも左にも大きく振り子が振れる。悪い方へ振れれば次には反対の方へ振り戻される。しかし行くところまで行くのでトータルとしては進歩の度合いは大きく早い。

 この二つの演説によって流れは変わり、党派・党略を超え感情を抑えて挙国一致で国難に当たろうという機運が生まれた。とはいえ立ちはだかる難問は容易ではない。泥沼に陥った二つの戦争、サブプライム・ローン破綻による世界的な金融危機、続出する企業の倒産と失業率の増加、極端な自由経済による所得の格差、勝ち組の法外な報酬と希望の持てないワーキング・プワーの増加、唯我独尊の外交が招いた国際世論からのアメリカの孤立・・・しかし人間のもっとも貴重な糧は「希望」である。それがマイノリティ出身の新大統領によってもたらされたのがアメリカの底力「多様性の受容」である。

 両候補がいかに説いても人間の感情は一夜にして変わるものではない。多くの人がまだまだわだかまりを持っている。しかしそれでも二人の呼びかけはより多くの人たちの共感を得た。世界がアメリカの立ち直りと変容を注目し、アメリカの「チェンジ」は世界にも「希望」をもたらした。日本も党利党略に明け暮れている時ではないだろう。
[削除] [編集]  


Copy Rights 2002 WAKAO & ASSOCIATES All rights reserved. wakao@wakao.com