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磁針 -コラム-

”磁針”は日刊紙”羅府新報”に掲載されるコラムです。

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[163] テロとの戦いに出口はあるか  2011/03/22 20:48:12
掲載日:09/16/2006  E-Mail  Home
 5年前の9月11日、同時多発テロを受けてブッシュ大統領は「テロとの戦争」を宣言した。アメリカは世界の国々にテロとの戦いを呼びかけ、アフガニスタン、イラクを攻撃した。今年の911記念日は各地で追悼式が行われ、ブッシュ大統領は国民にテロとの戦い続行と長期戦への覚悟を訴えた。「この5年でアメリカは安全になった」とブッシュ大統領が述べて間もなく自爆テロでアメリカ兵が死にその言葉がむなしく聞こえる。果たしてこの5年間でどのような成果があったのだろうか?

 莫大な戦費はアメリカの財政に危機的な赤字をもたらし、国内のセキュリティ・チェックは厳重を極めその膨大なコストと共に市民に多大な不便をかけている。ガソリン価格は急騰し市民の懐を直撃している。これだけの犠牲を払って何が得られたのか?タリバン勢力を表面から駆逐しフセインを捕らえ、物理的には勝ったかに見えた戦争は、戦いの大義名分である大量破壊兵器が見つからず新たな旗印「中東に民主主義を根付かせる」を掲げた。しかし国が違えば考え方も常識も価値観も違う。テロの抵抗は止む気配がなく広がる一方で内戦状態をさえ呈している。現地の人にはアメリカの介入が果たして有難いのだろうか?

 報道された911の前後の各5年間のテロの数字を見ると、中東・湾岸7.2、南アジア9.8、東南アジア・オセアニア1.5、中南米1.6と増加し、欧州1.1、北米でさえ1.1倍と増えている。僅かにアフリカの0.8、東・中央アジアの0.7倍が減少しているのみだ。数字はアメリカの行動が世界にテロを広げ、ロシアや中国がテロを口実に少数民族の抵抗を抑え込んだことを示している。
 
 軍隊として対抗できない時にゲリラ戦が発生し、もっと劣勢なときは一人でも行えるテロが起きる。テロ戦では幾ら目前の指導者を抹殺しても攻撃は憎しみを生み次々と代わりのテロ要員が出てくる。すなわち、物理的な戦いでは出口が見えず、心理戦が必要なのだ。そのためには先ず相手は何が不満なのか、それはどこまで譲れるのか、などの分析とそれに対応する心理作戦が必要である。その意味で現在は出口の見えない戦い・・だからアメリカ国民には不安が募る・・今こそ戦略の転換期だと思うがどうだろう。
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