Wakao & Associates, Inc.
| HOME | SITEMAP | CONTACT US |    
NEWSProfileData LibraryPersonal Activityblank


Personal Activity
磁針 コラム
JACAL会
シーホースクラブ
JOVA
オーロラファンデーション

 年代別
 Generation distinction

日米・地域のWA

磁針 -コラム-

”磁針”は日刊紙”羅府新報”に掲載されるコラムです。

 記事題名表示本文一覧表示

スレッド表示

[158] トレーサビリティ  2011/03/22 20:45:21
掲載日:05/27/2006  E-Mail  Home
 健康と安全はいつの世にあっても人々の願いである。食の世界にあっては最近オーガニック食品が人々の注目を集めている。オーガニックとは、有機栽培で育てられた野菜や果物、更にそれらの飼料で育てられた牛や豚などの肉までも指す。日本では戦後の食糧難を乗り切るため国策により化学肥料や農薬で大量収穫を目指してきた。やがて食糧難が一段落すると水銀中毒や各種の農薬被害が指摘されるようになり、安全で本来の美味しさを持つ野菜や果物を自然のまま育てようと有機栽培が見直されだした。土には落ち葉や枯れ草が混じり、様々な昆虫やバクテリア、ミミズなどが共生する。その様な土は自然の生命力に溢れ美味しくて力強い果物や野菜を育てる力がある。

 しかし市場に出回っているオーガニック食品は本当に信じてもいいのだろうか?という一抹の不安がぬぐえない。牛肉の輸入問題を巡るFDAのずさんな検査体制、外国産を国内産と偽る輸入業者、消費者には公的機関の検査体制もどこまで信用できるかという不安が付きまとう。

 それらの不安を解消する手段として日本で提唱されているのが「トレーサビリティ・システム」だ。トレーサビリティとは生産から流通まで、その食材がどのように作られてどういう経路を通って消費者の手元に届いたかをデータベースで管理し、誰でもいつでもインターネットで自分の買った食材のヒストリーをトレースできるというシステムである。様々な人の手を経てデータが蓄積されるのでごまかしが効かない。

 このトレーサビリティを使って育てた和牛やお米、うどんなど、「安全で質のよい日本の食材を世界へ」をモットーに5月25日に試食会が行われた。4つの有名レストランのシェフが腕を振るった試食会には大勢のシェフたちが集まり、和牛肉の部位切り分けの実演に見入り熱心にメモを取った。そこには常に新しい食材とメニューの開発にしのぎを削るシェフやレストラン・オーナー達の熱い思いが感じられた。日本発のトレーサビリティ、果たして世界へ発信する力となり得るであろうか。
[削除] [編集]  


Copy Rights 2002 WAKAO & ASSOCIATES All rights reserved. wakao@wakao.com