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磁針 -コラム-

”磁針”は日刊紙”羅府新報”に掲載されるコラムです。

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[147] 故妙中俊彦氏を悼む  2011/03/22 20:27:15
掲載日:07/30/2005  E-Mail  Home
 日本から帰国した途端この悲報を耳にした。「妙中さんが昨日お亡くなりになった」と。すい臓ガンを患ったが一時は非常によくなっていたのに誠に残念だ。

 妙中さんは私たちの勉強会やセミナーにも都合がつく限りご夫婦で出席。いつも笑顔を絶やさず、自宅の庭に大輪の紫陽花が咲くと毎年惜しげもなく切り取って両手いっぱいに届けてくれた。また、私たちが様々なイベントを行うたびに親身になって相談に乗ってくれ、自ら資金集めに走り回り、勇気付けてくれた。若い人達の育成には特に情熱を持ち自分の体験や思いを熱く語って聞かせた。

 妙中さんの説く「コミュニティへの貢献の大切さ」は自分の実践からの話だけに説得力があった。「私の師匠は和田勇さん」が口癖で、その和田さんが奔走して出来上がった日系敬老引退者ホームには、和田さんの熱い思いが込められているのを知ったのも妙中さんを通してだった。「この引退者ホームは老人のためではない、若い人のために作るのです。本当に世の中のために尽くすには自分で事業を起こしてもらいたい。人は自分の事業を持ち成功したときに大きく社会に貢献できる。」「失敗を恐れず繰り返し挑戦して年をとった時のためにこの敬老ホームがあるのです。この敬老ホームはチャレンジ精神を失わない若者のためなのです。」

 妙中さんは和田勇さんの人柄に打たれ自らを弟子と位置づけた。老骨に鞭打ち、自ら敬老ホームの動く広告塔となって資金集めに奔走した。あの笑顔でユーモアを振りまきながら頼まれると寄付を断りきれなかった人も多かっただろう。自分の栄誉や損得は眼中に無かった妙中さんにせめてもの贈り物は、南加日商の役員就任式で表彰した「日系スピリッツ賞」であった。

 私はこれほど無私でボランティア活動に打ち込んだ人を知らない。敬老ホームのみならず日系社会にとっては大きな損失である。いまはただ偉大な足跡を残した妙中さんのご冥福を祈るのみ・・・合掌。
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