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磁針 -コラム-

”磁針”は日刊紙”羅府新報”に掲載されるコラムです。

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[144] ベトナム戦争終結30周年  2011/03/22 20:25:39
掲載日:05/04/2005  E-Mail  Home
 4月30日はベトナム戦争終結30周年。各地のベトナム・コミュニティでは様々な催しが行われたようだ。終結というより敗戦というのが実際なのだが、米国にとっては史上はじめて味わう屈辱と挫折感に満ちた敗北だった。

 世界最強、最大の軍隊を持つアメリカ軍を熱帯のジャングルや地下壕を隠れ蓑に人海戦術で抵抗するベトコンに悩ませられたアメリカ兵は、恐怖に満たされ、麻薬に走り、出口のない戦争にいいようのない挫折感を味わった。
 
 しかし、一番の被害をこうむったのはベトナムの民衆である。元々は平和な農村地帯が主で人々は優しく優雅。元はフランスの植民地だったため町は洒落た建物が並びアオザイ姿の若い女性が行き交いヨーロッパ風に洗練されているというイメージだった。

 打ち続く戦火、家を失い親や子供を失い、職もなくコネもなくなった多くの人たちがボートピープルとして海に漂った。海賊を逃れ、嵐をくぐり、運のよかった人たちが最後の希望の地・アメリカにたどり着いた。そして各地にベトナムのコミュニティができていった。

 祖国から追い立てられた人たちの一部は、戦後一貫して反共運動を掲げてきた。ところがベトナムが復興の過程で外国資本を受け入れ、アメリカと国交を結び、世界も冷戦構造が崩れた今では反共の旗印も色あせて見える。ベトナム戦争終結30年。やはり30年という年月は重い。そのとき生まれた子供が30歳にもなるのである。親と共にアメリカに渡った子供たちは、英語に馴染みアメリカ社会に溶け込むのに精一杯。そしてアメリカ人となった彼らは、関心も現在の仕事や家庭、よりよい明日の生活に目が向き反共運動に関心を示さなくなる。

 ベトナム人だけではない。韓国人も日本人も子供は同じ道を辿ったように思う。これが移民社会アメリカへの民族を超えた過程なのだ。
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