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磁針 -コラム-

”磁針”は日刊紙”羅府新報”に掲載されるコラムです。

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[142] 津波支援に思う  2011/03/22 20:24:35
掲載日:02/05/2005  E-Mail  Home
 死者行方不明者が30万2千人に達したというインド洋津波、この未曾有の天災に対して世界から寄せられた支援は素早かった。アメリカ軍は早々に1万2千人の軍隊を支援に差し向けへリコプターが給水に傷病者の輸送にと活躍した。日本も5億ドルの支援金とイラクから帰国途中の自衛隊を派遣。各国の支援金拠出表明も今までにない規模で対応の早さも異例だった。

 このような大災害にはとても一国だけでは対応しきれず国際的な支援が不可欠である。しかし人道上の支援ではあるがそこには各国のパフォーマンスを競った政治的な要素が入ってくることは避けられない。アメリカはクリントン前大統領を津波救済募金活動の責任者に任命し、各国も次々と要人を現地視察に派遣した。

 軍隊は装備や訓練が行き届いているから救援時の効率はよい。しかし、他国の軍隊が入ってきて自由に国内を動き回ることは、被災国の政府や国民にとって政治的にも民族の誇りからも手放しで喜べない。インドは「救援はありがたいが自国の力で充分対応できる」と国際支援を断ったし、訪れた大野防衛庁長官に国内に反政府組織を抱えるインドネシアはやんわりと行動制限を匂わせた。国際支援を受け入れると各国から様々な人や機関が視察に訪れその対応に忙殺される。彼らはその国の国情に構わず自分の都合で視察を行う。ただでさえ後始末に追われている政府にとって厄介な仕事であることは想像に難くない。「人道上の民間支援は歓迎する。しかし軍隊の支援は結構だ。」という被災国の国民感情も理解できる。

 日本の支援金・5億ドル(約650億円)は貴重な国民の税金で支援するお金である。国際支援は外交の戦いの場でもある。「津波」が国際語となりその経験や対応のノウハウを持つ日本が、相手国の事情や国民感情を充分に考慮した心からの支援をすることこそ相手国のみならず国民に対する政府の義務であろう。
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