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磁針 -コラム-

”磁針”は日刊紙”羅府新報”に掲載されるコラムです。

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[132] イラク虐待事件の意味  2011/03/22 16:28:57
掲載日:05/08/2004  E-Mail  Home
 最近大々的に報道されたアブグレイブ刑務所の虐待報道は世界の人々の眉をしかめさせた。

 ロケット博士で知られた故糸川英夫教授によると「人間はいかに経済的に恵まれても一つの民族が他の民族に支配されることには耐えられない」そうだ。

 今回の虐待の発端は、尋問が始まる前に容疑者の神経を弱らせろという要請に基づき、反抗心を砕くには自尊心を傷つけるのが一番手っ取り早いと考えたのだろう。イスラムの男にとって最も恥ずべきとされる手段がこれでもか、これでもかと考え出された。

 これらの収容者の多くは検問所や通りがかりに拘束された人達で、尋問のあと6割が釈放されているという。罪なくしてこのような目に会った人達の心の傷はどうなるのか?アメリカ軍にはそれをどう償う手段があるのだろうか?

 戦争終結宣言後の米軍死者は戦争前の数倍になる。フセイン元大統領が捕らえられても事態は沈静しない。むしろテロ攻撃は毎日激しさを増している。アメリカ軍は物理的な戦闘のみに重点を置いて、これが民心を安定させるための「心の戦い」だということを忘れている。本当にイラクの民が求めているのは、安心して住め(治安)、家族を養え(職の安定)、一人一人が誇りを持って生きること、である。

 人々に憎悪の念があり明日への希望が持てない限りテロは止まない。次々と指導者を殺害しても次に立ち上がる指導者はあとを絶たない。いや、今ではテロではなく明らかに国民の抵抗運動の様相すら見せている。このような状況で、「武器を捨てろ。そうすれば停戦に応じる。」といったところで誰が信用するだろうか?信用させなくしているのはアメリカ軍そのものなのだ。

 内部告発は1月13日、調査報告書は3月3日に完成、この戦いの意味を理解していれば大統領や国防省・軍の指導者は手を打つ時間はあったはずだ。この事件でアメリカ軍が受けたダメージは航空母艦数隻分にも匹敵する。そしてアメリカ人全体のイメージが全世界で傷つくことにならないだろうか?
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