Wakao & Associates, Inc.
| HOME | SITEMAP | CONTACT US |    
NEWSProfileData LibraryPersonal Activityblank


Personal Activity
磁針 コラム
JACAL会
シーホースクラブ
JOVA
オーロラファンデーション

 年代別
 Generation distinction

日米・地域のWA

磁針 -コラム-

”磁針”は日刊紙”羅府新報”に掲載されるコラムです。

 記事題名表示本文一覧表示

スレッド表示

[126] 日本の電話システムに戸惑う  2011/03/22 16:24:47
掲載日:11/22/2003  E-Mail  Home
 久し振りの日本、といいたいが2月に帰ったばかりだからまだ1年に満たない。空港へ着いて電話をしようとテレホンカードを買った。千円札を入れると小さな箱型のものが出てくる。カード1枚にしては仰々しい包装だ。中からカードを取り出し電話機に挿入しようとするとカードが入らない。サイズが大き過ぎるのだ。何度も何度も試したがどうしても合わない。見廻すと別な種類の電話機がある。IC テレホンカードの電話機だ。専用の自動販売機に千円札を入れボタンを押す。カードを電話機に挿入すると「端を切ってお使いください」と画面に表示が・・・。取り出してコーナーを切り再度差し込む。電車の時間が気になりあせっているので説明書をよく読む暇もない。結局電話をするまでに20分近くもかかってしまった。

 以前の電話は簡単だった。五百円、または千円のカードを買って単純に差し込むだけ。通話が終わるとカードが戻ってきて使用した分の穴が開く。単純明快だ。当時、公衆電話は至る所にあり電話をかけるのに不便はなかった。それが何年か前から携帯電話の普及と共に街中から公衆電話の数がぐっと減ってしまった。携帯電話を持たない旅行者には不便極まりない。いまや日本は携帯電話の普及率で世界のトップクラスを占め、小学生までが持つようになった。E-mail が携帯電話で送れるようになってから街中や電車でところ構わずしゃべっていた若者たちが黙々と携帯のキーを押している。

 電話は本来特別に用件のあるときに掛けるものだった。それがいつの間にか自分の分身のようになり、電話以外の機能が次々に加えられてゆく。写真が撮れ、音楽が送れ、ホテルの予約ができ、自動販売機で買い物ができ、宅配便のピックアップも予約できる。やがて自宅の鍵の開閉やお風呂や電気釜のスイッチオン、窓の開閉まで。電話は日常に欠かせないものになり ID にさえなる。

 このシステムに慣れない旅行者は疎外感を味わう。地下鉄や電車の乗降システムもそうだが変化が目まぐるしい。日本を離れる頃やっと慣れても次に来たときにはまた戸惑う。変化の激しい日本を身に沁みて感じた。
[削除] [編集]  


Copy Rights 2002 WAKAO & ASSOCIATES All rights reserved. wakao@wakao.com