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磁針 -コラム-

”磁針”は日刊紙”羅府新報”に掲載されるコラムです。

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[124] オーロラ・コンサート  2011/03/22 16:23:15
掲載日:09/27/2003  E-Mail  Home
 5周年を迎えたオーロラ基金のコンサート。さだまさし、森山良子、加山雄三と続いて今年の友情出演歌手は“イルカ”。代表曲「なごり雪」で知られるイルカは自分で作詞・作曲し自ら歌うシンガーソングライターだ。

 長時間の空の旅でロスに着いたイルカは疲れ体調は万全ではなかった。しかし、休む間もなく記者会見、サイン会、敬老引退者ホーム慰問、リハーサルと超人的なスケジュールをこなしたイルカは、疲れた表情も見せずコンサート前日のアワード・ディナーで3曲ばかり歌ってサービスに努めた。

 コンサート当日、「汽車を待つ君の横で・・・」と歌が流れ始めると聴衆は次第にイルカの世界に導かれてゆく。派手な歌ではない。華やかな歌でもない。軽妙なトークを交えながら普通の人の生活や感情、自然との調和を基調とした歌が次々と流れてゆく。人々は次第に心が優しさに満たされ、思いやりに溢れた顔つきになり、胸の奥底で何かを考え始める。

 「ああ、イルカの歌は漢方薬だ。じわじわと心に沁み入り効いてくる。」と思った。

 コンサートの冒頭、ハンガリーから駆けつけたフェレンク・カコの砂絵が披露された。音楽に合わせて下から照明を受けたガラス台の上に次々と砂の絵が描かれてゆく。プロジェクターでスクリーンいっぱいに投影された砂絵はまるで魔術師のようだ。

 さっとまかれた一振りの砂が顔の輪郭を形作り、さらっと指先からこぼされたわずかな砂粒が活きているような目や唇を描いて生命を吹き込む。完成したと思ったらあっという間もなく砂で消されてゆく。間髪をいれず指がガラス面をすべるともう次の絵が現れる。一瞬の遅滞もなく次々と眼前に現れては消えてゆく絵は夜空に咲く花火を連想させる。人々の驚きは感動に変わり、やがて賞賛へと昇華する。

 コンサートを通じて知った魂のときめき、「アートが人々に感動する心、優しさや思いやりの感情をもたらす」ことを実感した。このロスの地に感動をもたらした二人のアーティストに心からの感謝と拍手を贈りたい。
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