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磁針 -コラム-

”磁針”は日刊紙”羅府新報”に掲載されるコラムです。

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[123] 自分発見の旅  2011/03/22 16:22:42
掲載日:08/30/2003  E-Mail  Home
 「あなたは自分が日本人であることをどう思いますか?」「日本人であることに誇りが持てますか?」。関西クラブの招きでロスアンゼルスを訪れた日本からの研修生(大学生)は訪問先でいきなりこのような質問を受け戸惑ってしまった。今までこのような問題を深く考えたことはなかったからである。

 質問したのはロスアンゼルス港のM氏。これは彼の子供たちに課せられた宿題の一部だそうで、アメリカの教育では正解は一つという質問より子供たちに考えさせる質問が多いという。彼はマーケティングの専門家だが、ロスアンゼルス港が環太平洋の国々からの輸出入品を扱う上で各国の国情、国際関係、国民の自意識や感情を知ることはマーケティング戦略に欠かせないと強調する。

 また、多人種の混在する職場や町で働き住むには常に「自分とは何か?」「祖国とアメリカの関係は?」と自問し、その中で自分のポジションを確認する必要に迫られる。このような深い理解があってはじめてロスアンゼルス港も効果的なマーケティング戦略が立てられるのだろう。

 研修生は10日足らずの間に多くの企業を訪問し街を見たり2世週祭に参加したりしてアメリカ社会の一端に触れた。その間に得た知識はそれほど長くは記憶に留まらないだろう。しかし、自分を見つめ、国について考え、多様な人々、多様な考え、多様なシステムがあることを知った彼らは『自ら考えること』を始めるに違いない。これが今回の研修の狙いでもあった。海外に出ることは自分発見の旅、自分で考えることを始めた彼らの将来が楽しみだ。

 この研修には上海とモンゴルからの留学生も同行してもらったが、育ちや文化的背景の異なる彼らが加わったことで研修生たちはお互いに刺激し合って相乗効果を生んだ。その結果は最終日に行った成果発表会の場で既に表れていた。

 異文化や異なった考え方がぶつかり合うとき新しい文明が生まれることは歴史が証明している。この研修も4人の若者にそのような刺激を与えたとすれば企画者として嬉しい限りである。
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