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磁針 -コラム-

”磁針”は日刊紙”羅府新報”に掲載されるコラムです。

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[118] 警察本部長とのタウンミーティング  2011/03/22 16:19:03
掲載日:04/05/2003  E-Mail  Home
 市長との確執からロスアンゼルス市警察本部長が交代となり新本部長が就任して5ヶ月、日系社会との初のタウンミーティングが行われた。新本部長のBratton氏は制服に身を包み市警の主要メンバー10人余りを伴って現れた。

 「警官数5万4千人のNYに比べLAは6分の一、市警の職務は犯罪発生率を減らし市民に安全な職場と住環境を保つこと、市民の為にではなく市民と共に働きたい」と強調する本部長。限られた予算内で最大の効果を上げるためには市民の協力が必要とさりげなくアピールする。

 渡米して驚いたのは各市が自前の警察署や消防署を持っていること。日本ではこれらの機構は中央官庁が統制し、県警でも部長以上はすべて国家公務員、人事は警察庁が取り仕切る。縦割りの警察機構は国民の安全を守ると共に統制の機能も持ち合わせる。アメリカの警察はFBIなど一部の連邦組織を除いて市に帰属する。だから任務は市民の生活と安全を守ること。したがって警察の実績評価は市民が下す。タウンミーティングは市民に自分たちの仕事を知ってもらうと共に正しい評価を得るための貴重な接触の機会である。

 日本で長年検事の経験のある知人は、「日本ではBratton氏のように会の始まる30ー40分前から来て市民と歓談する警察幹部はいません。」と感心していた。「警察ではゴルフも内部のものとしかできません。できるだけ外部と接触をしないで癒着を疑われる個人関係を作らないのです。」とは九州方面管区長を務めた警察幹部の言葉である。

 かたや市民との接触を通じて理解と協力を求めようとするアメリカの市警、一方個人的関係を避けて公平なスタンスを保とうとする警察庁の幹部。いずれも職務に忠実であろうとするのだろうが、民主主義と地域主義の国のあり方の違いによって住民への対応がこのように違ってしまう。

 いずれにしてもこのタウンミーティングの成功は日系社会全体に好影響をもたらすだろう。
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