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磁針 -コラム-

”磁針”は日刊紙”羅府新報”に掲載されるコラムです。

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[11] 世界の共通語  2011/03/22 14:52:33
掲載日:06/04/1996  E-Mail  Home
 10年前、「このロスアンゼルスでは何ケ国語が話されていると思う?」と聞かれた。居合わせた人は「8ケ国くらいかな」「いや、15ケ国くらい」「もしかしたら30〜40ケ国」とまちまちだった。それがなんと「98ケ国語も話されている」と聞かされた時には「えーっ!そんなに!」と一斉に驚いたものだ。

 あれから10年、国際都市ロスアンゼルスで今ではいったい何ケ国語が話されているのだろう。

 第二次世界大戦後、「戦争はお互いの無理解から、平和は対話から」と世界の共通語エスペラント語が作られた。しかし、半世紀経った今、エスペラント語は世界の共通語にはならなかった。インターナショナル・ランゲージ(国際語)とはいったい何語だろう。

 世界の共通語である限り、その言葉が多くの人に通じなくてはならない。友人いわく、現実的には第一の要件は英語(米語)、第二の要件は、「流暢でない英語」、この二つの要件が国際語の条件だという。いわれてみればなるほど、流暢な英語はアメリカ国内、限られた人々のもので、世界の各地で話される英語は決して流暢とはいえない英語が主流である。

 以前に日本から来た社長のために、ベネズエラの取引先の社長との会話を通訳させられたことがある。ベネズエラの社長はスペイン語、日本の社長は日本語。そこでスパニッシュを話すウエハウス・マネージャーを仲介に対話が始まった。なにしろ、日本語から英語へ、英語からスペイン語へ、話し終わると今度は逆にスペイン語から英語へ、英語から日本語へと帰ってくるのだから大変だ。最低の意味は伝わっても感情や微妙なニュアンスはとても伝わってこない。とうとう痺れを切らせてベネズエラの社長はつたない英語で話し始めた。ところがお互いに流暢でない英語の方が仲介に米人を置くよりも良く通じるのである。まったく世界の共通語は流暢な英語ではないことを身を持って体験した。

 戦後50年、経済発展はようやくアメリカ・ヨーロッパ中心からアジアへ、南米へと世界中に広がって行こうとしている。そこで話される共通語はけっして流暢な英語ではない。しかし人々はお互いの意思を通じさせ、ビジネスをするのに不自由はしない。


 流暢な英語はアメリカの方言だと思えば気が楽になる。下手な英語でも堂々と胸を張って世界の人達と話そうではないか。
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