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磁針 -コラム-

”磁針”は日刊紙”羅府新報”に掲載されるコラムです。

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[104] 情熱の画家・坂田英夫  2011/03/22 16:05:10
掲載日:03/09/2002  E-Mail  Home
 坂田英夫は、昨年2月に亡くなったロス日系社会の大先達、敬老引退者ホームの生みの親、東京オリンピック実現に尽力した和田勇氏の肖像画を描いた画伯である。

 その坂田画伯が展覧会を開きたいと情熱に燃えている。今年10月、ロスの3会場に環太平洋を中心とする24ヶ国から120人の画家や彫刻家の作品を集め、1ヶ月の展覧会を開くという構想だ。しかも9月には10人ほどのアーティストをアートキャンプに招待し、共同生活をしてもらって製作に励んでもらう。空いた時間には彼らを学校に派遣し子供達への指導も行う。アートキャンプのオープニング・セレモニーには24ヶ国の総領事に招待状を出したいという。

 ロスアンゼルスは裁判所で公式に認めている通訳だけで105ヶ国語もの言語がある。この街は「どのようにして多民族、多文化、多宗教の人達が調和を保って平和に暮らせるか?」を模索している未来都市への実験都市といえるのではないだろうか。

 だから、このプロジェクトは24ヶ国のコミュニティが一緒に協力することに意義がある。坂田画伯の願いは、経済大国となった日本が文化の上でもそれなりの役割を果たすこと。ここで日本人がそれなりの役割を果たせば、あとに続く若い日本人・日系人の芸術家にどれほど道が開け易いか知れない。自分が元気な内に後輩の為に何とか日本人の存在感を刻みつけておきたいというのが真の願いのようだ。

 世界各地で犯罪率が増加し、特に若年層で凶悪犯罪が多発している現在、人々の関心がお金や経済的成功に向うだけでなく、もう少し精神的なもの、情操を身に付ける必要がある。それを育てるのがアート、誰もが美しいものに出会うと感動する。その機会が多ければ人々の心は豊かになる。昔の武人が詩を解し音楽や画をたしなんだように、教養人とは単に知識があるだけでなく美を解する心を持つ人である。

 このプロジェクトに賭ける坂田画伯の執念はすざまじい。語るうちに情熱がメラメラと伝わってくる。この意義あるプロジェクトに多くの人々のサポートがあることを祈ると共に、自分もできる限り微力を尽くしたい。
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